本日は、人を結ぶ芸能ー民俗芸能の力ーと題し、日本民俗学会会員の橋本富夫氏による講座を拝聴しました。
桶川市の中で、10月に秋の祭礼として演じられている「ささら獅子舞」についてお話しをされました。
現在は、東部の小針領家と、西部の川田谷の前領家、松原、三田原の各地で伝承されています。
かつてささら獅子舞は、一家の長男が舞い手をつとめる事が義務とされ、若者の通過儀礼としての意味を持っていました。
獅子舞の組を共にした仲間は、親戚同様の付き合いを続けたそうです。
今年はコロナ禍の中で、祭礼は中止となりますが、地域文化の伝承は、そこに住む人達との交流と繋がりを持つ大切な行事です。
今後、次世代に伝える役割の重要性を受け止める講演となりました。
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